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三上延 著 メディアワークス文庫【ビブリア古書堂の事件手帖 II ~扉子と空白の時~】 感想・レビュー

三上延 著 メディアワークス文庫【ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と空白の時~】 感想・レビュー
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【ビブリア古書堂の事件手帖 II ~扉子と空白の時~】
こんな方におすすめ!
  • シリーズ物を読みたい方
  • ビブリア古書堂シリーズ読んだ方
  • 殺人事件がない謎解きが読みたい方
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記事の内容

ビブリア古書堂の事件手帖 II ~扉子と空白の時~【概要・あらすじ】

2012年、ビブリア古書堂に舞い込んだ新たな相談事。

それは、横溝正史の、この世に存在していないはずの幻の作品「雪割草」

その、存在しないはずの本が、何者かに盗まれたという奇妙なものだった。

どこか、横溝正史の作品に出てきそうな、元華族に連なる旧家の邸宅に訪れるビブリア古書堂の2人。

老いた女主人の死をきっかけに、忽然と姿を消した古書の謎に迫るうちに、一家の因縁が浮かび上がる。

さらに深まった謎に、一旦迷宮入りとなった事件。

ほどけなかった糸は、9年後の2021年に、再び真相を紡ぎ始める。

長い時間を超えて、たどり着いた真相の物語に、扉子は何を感じるのか・・・・

ビブリアシリーズの第二章の2作目は、時代を超えた、連作短編古書ミステリ

ビブリア古書堂の事件手帖 II ~扉子と空白の時~各話【感想・レビュー】

プロローグ

プロローグから、不思議な感覚になってしまう。

それは、大輔と栞子の娘「扉子」が高校生で登場した事だった。

確かに前作を読んで扉子の成長を見ていきたいとは思ったけど、急に高校生⁉︎と思ったのと、じゃあこの時何年の話なの⁉︎とも思った。

まあ、読み進めれば解るだろう、ここではあまり深く考えず。

前作でも出てきた、大輔が日記の様に事件の事を書いたマイブック『ビブリア古書堂の事件手帖』を、扉子と一緒に読む様に、第一話に入っていく。

第一話 横溝正史『雪割草』Ⅰ

本作で取り上げている、横溝正史の「雪割草」は、もちろん本当に2017年に発見された、幻の作品。

自分は横溝正史の作品は読んだ事はないが、テレビドラマで「金田一耕助シリーズ」は何本か見た事があった。

第一話は、あの世界観を思わせる様な、旧華族のいざこざが舞台となっている。

もちろん、金田一シリーズの様な殺人事件は起きないのだが。

「雪割草」が発見される前の本当に世の中に何も出ていない頃、9年前の2012年にビブリア古書堂の話を合わせ、物語を完成させるのは流石としか言いようがない。

幻の古書はいつもの様に栞子の見事な推理と機転で発見されたが、新たな事件が発生し、栞子にとっては珍しく現時点では迷宮入りとなる。

1話のラストでは、扉子がお腹にいる事がわかり、大輔と栞子の幸せな時間が見られます。

第二話 横溝正史『獄門島』

ここでは、9歳になった扉子と大輔が2人でブックカフェに訪れた時の出来事。

扉子が買う予定だった「獄門島」が行方不明になってしまう。

そして、扉子は大輔と一緒に、本に纏わる謎解きを初めて体験する。

のちに親友となる、女友達の「戸山圭」も登場。

3話への伏線もある、ちょっとほっこりする話です。

第三話 横溝正史『雪割草』II

第3話が、本作で9年間迷宮入りとなった謎の解決編となる。

9年前、幻の作品を巡って旧家でおきた事件の傷は、時間では解決できていなかった。

栞子達も謎を解決出来なかった事で、あの一族を和解に導けなかった事をずっと悔んでいた。

そして、再びビブリア古書堂に依頼が来る。

しかし、事件の解決後に待っていた真実は、悲しくも9年間の傷を癒す物ではなかった・・・・

エピローグ

2話で登場した戸山圭のブックカフェで、高校生の扉子と待ち合わせをしているのは、栞子の母。

扉子にとっては叔母となる「智恵子」だった。

智恵子には、大輔が書いた「雪割草」に纏わる事件の「ビブリア古書堂の事件手帖」を持ってきて欲しいと言われていた。

しかし、実際の智恵子の目的は、扉子にこの事件の概要を読ませる事が目的だった。

そして、扉子がこの事件の真相に気付く事が出来るのかを試す物だった。

何年後か解らない設定だが、相変わらず怖い存在の智恵子。

なぜ、智恵子が「雪割草」の事件を知っていたのか⁉︎

なぜ、大輔の書いた「ビブリア古書堂の事件手帖」の存在を知っているのか⁉︎

わかった事とわからない事もあり、謎や疑惑がたっぷりの終わり方に次回作を期待してしまう。

一応、物語としてのシリーズは本作で読破。

今後も、追い続けたいシリーズとなった。

メタトロン

よみかつぶろぐ的総評

ビブリア古書堂の事件手帖 I I~扉子と空白の時~
低評価
高評価

ビブリア古書堂の事件手帖 II ~扉子と空白の時~【みんなのつぶやき・感想】

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