三上延 著 メディアワークス文庫【ビブリア古書堂の事件手帖6~栞子さんと巡るさだめ~】感想・レビュー【殺人のないミステリ】

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Kindle Unlimited「30日間の無料体験」はこちらビブリア古書堂の事件帖6【あらすじ】
ビブリア古書堂シリーズ第6弾は太宰治の古書に関する長編ミステリー。
1巻で出てきた、ビブリア古書堂が代々所有していた、太宰治の「晩年」が再び狙われる事となる。
以前この本を手に入れる為、栞子に危害を加えた青年「田中敏雄」が2人の前に現れる。
しかし今回は違う「晩年」の稀覯本を探して欲しいという奇妙な依頼だった。
警察に捕まり、仮釈放中の田中を警戒しながらも本を探し出す2人に、驚くべき事実が次々と明らかになっていく。
捜索中、47年前にあった太宰治の稀覯本を巡る盗難事件に行き着くが、そこには、栞子と大輔の祖父母も関わっていた事を知る。
この奇妙な巡り合わせは偶然なのか必然なのか。
深い謎の先にある二転三転する真実に近づいていく2人。
それと同時に危険も近づいていた・・・・
ビブリア古書堂の事件帖6【感想・レビュー】
大輔と智恵子
前作のラストではビブリア古書堂に脅迫めいた物が投げ込まれる。
本作はその直後、20日間くらいで起きた事件の話。
プロローグとエピローグでは大輔がその20日間に起きた本編の事を栞子の母「智恵子」に話す事となり、その代わりに智恵子の事も聞き出そうとする。
もちろん話の聞き出し方は智恵子の方が一枚上手な訳だが、個人的に2人の会話や行動に少しの違和感を感じ、最後も次巻の展開にも繋がる、結構重要な疑惑を残した終わり方だった。
この疑惑に自分の気づきを合わせて考察すると、ちょっと怖くなってきたので考えるのは次巻のお楽しみしようと思う。
47年前からの巡り合わせ
栞子と大輔は本を追ううちに、47年前の事件に2人の祖父母も関わりがあると解る。
そうなると、2人の出会いも偶然ではなく必然だったかもしれないと驚かされたし、面白かった。
それとビブリア古書堂の過去の事、篠川家が所有する事となった「晩年」の経緯も解った。
と同時に、このシリーズも少しずつ終わりに近づいているのも感じられた。
あと各所々で47年前の証言を取っていくので、3世代に渡って話を聞いていく。
当然、登場人物もそれなりに多くなるので混乱しないように注意が必要かも。
栞子と大輔
ようやく付き合う事となった2人。
栞子の妹「文香」のおかげ?で多方面にバレていていじられる。
特に栞子の困った様子はかわいかった。
でも2人きりになると、それとなくイチャイチャしてる場面もあり、案外、栞子の方が積極的なのねと驚いた。
シリーズ物をずっと読んでると、物語なのに、この2人には幸せになって欲しいなあと感情移入してしまう。
次の巻で一旦完結となる様で少し寂しくなるが、続編や、関連本もある様なので、もう少しこのシリーズを楽しみたいと思う。

よみかつぶろぐ的総評
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