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相沢沙呼 著 講談社【invert 城塚翡翠倒叙集】感想・レビュー

相沢沙呼 著 講談社【invert 城塚翡翠倒叙集】感想・レビュー
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【invert 城塚翡翠倒叙集】
こんな方におすすめ!
  • ミステリが好きな方
  • 前作「medium 霊媒探偵城塚翡翠」を読んだ方
  • 相沢沙呼さんの作品が好きな方
  • 翡翠ちゃんが好きな方
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記事の内容

倒叙ミステリ

倒叙ミステリとは、物語の出だしで犯人や犯行の様子が解ってしまう、普通の犯人当てミステリとは違った話の事。

その後のストーリーは、刑事や探偵役の目線と、犯人目線で進む事が多い。

探偵達が、出だしで行われた犯行の矛盾や、その後の会話、行動の綻びを突いて犯人を追い詰めて行くところが見所。

日本のテレビドラマでだと「古畑任三郎シリーズ」が有名で、海外だと「刑事コロンボシリーズ」が倒叙ミステリにあたる。

刑事や探偵役が切れ者で変わり者が多いのも特徴的。

それと、犯行の様子が細かく描かれているので犯人への感情移入がしやすいのもあるかも。

出演:ピーター・フォーク, 出演:ジョン・カサヴェテス, 出演:ベン・ギャザラ, 出演:ジーナ・ローランズ, 出演:アン・バクスター, 出演:パトリック・マグーハン, 出演:サム・ワナメイカー, 出演:リー・グラント, 出演:ハロルド・グールド, 出演:ロバート・カルプ, 出演:レイ・ミランド, 出演:レスリー・ニールセン, 出演:ロディ・マクドウォール, 出演:アイダ・ルピノ, 監督:ピーター・フォーク, 監督:ジョン・カサヴェテス, 監督:ベン・ギャザラ, 監督:パトリック・マグーハン, 監督:サム・ワナメイカー, 監督:スティーヴン・スピルバーグ

invert 城塚翡翠倒叙集【あらすじ】

『すべてが伏線』と言われた前作「medium 霊媒探偵城塚翡翠」の待望続編は、中編倒叙ミステリ3編と読み応えたっぷりの作品。

ITエンジニア、小学校教師、そして人を殺すことを厭わない元刑事の探偵。

彼ら、彼女らの計画は完璧だった。

アリバイは鉄壁、計画通りの行動、自分が疑われる物証の痕跡も残していない。

事件は事故、自殺で処理される。

はず・・だった。

だが、犯人達の前に現れたのは、死者の声が聴こえると言う美女、城塚翡翠だった。

すべてを見通す翡翠の美しい碧の双眸から、犯人達は逃れる事が出来るだろうか。

『すべてが、反転』

読者は探偵の推理を推理する事になる。

invert 城塚翡翠倒叙集【感想・レビュー】

第1話【雲上の晴れ間】

1話目は、ITエンジニア「狛木繁人」の鉄壁のアリバイ工作した犯行。

翡翠はマンションの隣に引っ越してきた美しい女性に変装して登場。

前作よりも、あざとさや、ドジっ子ぶりがわざとらしく見え、前作で、もう素性がわかっているのではっきりさせたかったのかもしれない。

それでも、城塚翡翠の魅力は変わらなかった。

いや、魅力は上がっていると感じさせる可愛らしさに、自分もまんまとやられてしまう。

あざとさを演じている姿もかわいいが、犯人を追い詰める所や、バディの「千和崎真」に見せる、素なのかもしれない姿が翡翠の本当の魅力だと思う。

それと、本作の3話、すべてにおいて、「読者への挑戦状」のシーンが書かれている。

まさに、昔、テレビドラマであった「古畑任三郎シリーズ」のシーンである。

周りが暗転、翡翠にスポットがあたる。

推理のヒントを読者に与え、解決編と向かう。

ここまで、はっきりとした演出は、本作ならではかもしれないが、これも倒叙ミステリの醍醐味でもある。

挑戦状と言って、もう一度読み返し、読者が考えるのも楽しいかもしれないが、実際の所、よっぽどのミステリ通でないとわからない推理だと思う。(自分も、読み返したけどわからなかったし)

あまり考えず、気楽にそのまま読み進めても、十分楽しめる内容なので大丈夫。

むしろ、逆に気になって、一気に読み進めてしまうくらいの面白さだった。

第2話【泡沫の審判】

2話目は、小学校の女教師「末崎絵里」が学校で犯行を起こす。

信念を持って行った犯行には、決定的な物証が必要だった。

〈泡沫の審判〉は「小説現代」という雑誌の2021年1月号に掲載された話。

自分は早く、城塚翡翠に会いたくて、この雑誌を購入して読んだ話だったので、再読となった。

この中で、翡翠は、スクールカウンセラーの「白井奈々子」として学校に潜入する。

ここでも、女性には嫌われる、あざとさMAXで犯人の末崎を苛立たせて、会話の綻びを突いていく。

先にも書いているが末崎はある強い「信念」を持って犯行を行った。

それでも、決定的な物証を突き付けて、末崎を追い詰める翡翠。

そこには、どんな理由があったとしても殺人は許さないという翡翠の「信念」が見られた。

それと、自分以外に興味がないような翡翠が、他人や子供達に寄り添う気持ちを見せる所があり、翡翠の人としてに成長も読んでいて良かった所だった。

第3話【信用ならない目撃者】

流石に、第3話が本作で1番面白かった

『すべてが、反転』とはこの話に当てはまると言ってもいい。

数々の人の弱みにつけ込み、脅し、証拠を隠蔽していた元刑事で探偵をしている「雲野泰典」がマンションで犯行を行う。

アリバイ、痕跡、物証は完璧で、何より人を殺しても何も厭わない、落ち着きが雲野の武器だった。

ただ1つ、障害となるのが、犯行を目撃されたかもしれない事だった。

今回は変装なしで、刑事と一緒に雲野と接触する翡翠。

いつものように、あざとさや、ドジっ子を出して油断を誘うが、雲野にはそれは演技だと見破られてしまう。

城塚翡翠にとっては最強の敵となり、犯人を追い詰める事は不可能かと思われた・・・・

メタトロン

ここから先は是非作品を読んで欲しい。

一言だけ「犯人も読者もすべて騙されていた」とだけ言っておこう。

それと、ストーリーとは直接関係ない事で、この3話目の中で気になった所があった。

相沢沙呼さんの作品に、デビュー作の「午前零時のサンドリヨン」という作品がある。

作中でも翡翠が「午前零時」「サンドリヨン」と言う所がある。

そしたら、その後、マジックバーに行くシーンがあり、そこに働いている若い女性のマジシャンが登場する。

実は「午前零時のサンドリヨン」の主人公ヒロイン、「酉乃初」はマジシャンでマジックバーでアルバイトしている。

もちろん、作中では店の名前やマジシャンの名前も出ていないので実際の所わからないが、相沢さんの遊び心だったら面白いかもしれない。

自分はそんなに多く相沢さんの作品を読んでいないので、もしかしたら、こんな匂わせが他にもあるかもしれないので、ファンの人は探すのも楽しみかもしれない。

invert 城塚翡翠倒叙集【まとめ】

読書歴がまだまだ浅い自分が、今まで読んだ作品の中で1番面白かったのが「medium 霊媒探偵城塚翡翠」

前作の終わり方を考えれば、誰もが続編は難しいと思っていたが、本作のような倒叙ミステリとして、城塚翡翠に会えた事に嬉しかったし、これなら、まだまだ続編が期待出来るかもしれない。

前作同様、大満足の一冊でした。

メタトロン

よみかつぶろぐ的総評

invert 城塚翡翠倒叙集
低評価
高評価

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