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芦沢央 著 新潮社【神の悪手】感想・レビュー【羽生善治氏推薦!】
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芦沢央 (あしざわ・よう)
芦沢央さんの作品は本作で5作目の読了となる好きな作家さん。
俗に言う「イヤミス」の短編集を多く出している作家さんで、その中で、自分が読んだのは「許されようとは思いません」と今年、直木賞候補にもなった「汚れた手をそこで拭かない」だ。
両方とも読後感はいい意味でモヤモヤした嫌な感じになったのを覚えている。
芦沢さんは「イヤミス」だけではなく、「火のないところに煙は」はホラーだったし、去年出された「僕の神さま」は小学生を題材にしたミステリと多彩なジャンルを出している。
そして本作も、将棋を題材にしたミステリ短編集と新たな世界観の作品となっている。
自分は将棋にの事はわからないが、それでも芦沢央さんの作品にハマりたいと思う方強かったので、図書館に出てすぐ手に取ってみた。
芦沢央 神の悪手【あらすじ】
弱い者(2011) あらすじ
地震発生から2か月後、棋士の北上八段達は被災地に足を運び、指導対局と将棋大会を開催する。
その大会で優勝した、かわいらしく華奢な少年と一対一の対局する北上八段。
その少年の見た目とは裏腹な棋力に魅了された北上は、自分の元で修業して棋士にならないかと持ちかける。
しかし、その少年は実は・・・・
神の悪手(2004) あらすじ
奨励会、リーグ戦最終日。
岩城啓一の対戦相手はリーグトップの宮内冬馬。
啓一の今の実力では勝てる相手ではなかった。
そのリーグ戦前夜、宮内に勝ち星を接していて、今年がプロになる最後のチャンスになっている村尾が啓一の元に訪ねる。
そこで見たものは、対宮内戦に考えられた棋譜だった。
断って帰ろうとする啓一を村尾は引き止める。
そして、その手を振り払った時・・・・
リーグ戦当日、啓一は究極の心理状態の中で、対宮内戦となる。
ミイラ(1998) あらすじ
雑誌の編集部に送られてくる「詰将棋」の検討をしている金城。
その投稿作の中に「園田光晴、14歳」の作品があった。
詰将棋としてはお粗末な作品だが、その年齢と奇妙な作品が気になった金城は、編集部を通して、園田少年の壮絶な過去を知る事となる。
詰将棋で繋がった2人。
金城が出した答えとは・・・・
盤上の糸(2018) あらすじ
「亀海要」は8歳の時、交通事故に遭って以来、目にした物を正しく認識出来なくなってしまった。
そんな要を救ったのは、プロ棋士の祖父から教えてもらった将棋だった。
独特な感性を持つことなった要にとって将棋は天職となっていく。
全てが順調ともではいかないが、18歳でプロ棋士となり、数年後の今日タイトル戦へと挑む。
恩返し(2019) あらすじ
将棋の駒師である「兼春」は、手が震え、駒を掘る事が出来なくなっていた。
それは半月前の「棋将戦七番勝負第二局」の時の試合前の検分で、自分の作った駒か、兼春の師匠の作った駒かを、対局者に選んでもらう際におきた出来事が原因だった。
芦沢央 神の悪手【感想・レビュー】
弱い者(2011) 感想・レビュー
どんなミステリが来るのかと期待して読み進めていたら、最初の話から、出鼻を挫かれてしまった。
ミステリ要素がほぼ無い話だったんで、逆にビックリ。
読み方を変えて少し読み返してみた。
話は東日本大震災直後の避難所が舞台。
この頃、将棋のイベントに限らず、災害から暫くは多くの避難所で何かしらのイベントやボランティアを行っていた著名人や団体が多かったと思うし、それで元気や勇気を貰ったり人も少なからずいたと思う。
しかし、その避難所の中で、このような悲しい事が起きていたと知って、切なくなった。
後で調べてみたら、本当にあった事で、ほぼ表に出てこなかったらしい。
ここでは、ネタバレになるので書かないが、個人的に読んで感じて欲しい。
神の悪手(2004) 感想・レビュー
表題作でもあり、Amazon等であらすじが出ているミステリ。
将棋の対局が絡んできたので、将棋がわからない自分には、状況の理解が難しくなってしまった。
しかし、そこは芦沢ワールド。と言っていいのか。
「弱い者」の中でもあったが、人が究極の選択に迫られた時、究極の精神状態になった時の選択や行動の描写が素晴らしく、衝撃なラストに、ちょっと感動してしまった。
ミイラ(1998) 感想・レビュー
ここでは、奇妙な「詰将棋」の謎を解く事で、衝撃的な過去をを持つ少年の心を救えるのかと言う、謎解きミステリに近い話。
少年の過去の描写にグロテスクな場面が出てくるので苦手な方は注意。
金城と少年が詰将棋によって繋がっていくのは、前の話と同様、ちょっと感動するラストとなっている。
盤上の糸(2018) 感想・レビュー
2人の視点から話が進んでいくが、終盤に出てくるトリックは面白かった。
しかし、話自体が自分には難しく、理解に苦しんだ。
恩返し(2019) 感想・レビュー
こちらも難しい話となったが、ラストは共感出来る所もあった。
将棋に限らず、自分がやっている事や仕事を楽しんで取り組めているかどうか。
そして、壁に当たった時、チャンスと捉え可能性を広げられてるか。
そんな事を改めて考えさせて貰った。
芦沢央 神の悪手【気になったところ】
各話のタイトルの下に、年数が入っている。
何かの伏線なのかと思っていたが最後まで繋がりが見えなかった。
話を跨いで出てきた人物はいたが、その人の為だけだとちょっと違和感があり、気になった所だった。
メタトロン
よみかつぶろぐ的総評